BL save slot

オタクのメモ

『シュガードラッグ』

 

『シュガードラッグ』

 


作者:頼長

出版社/発売年:竹書房/2021

媒体:漫画

 

www.takeshobo.co.jp

 

◇あらすじ(HP*1より引用)◇

最先端の生体研究機関であり、上位研究員の“助手兼愛人”になることがステータスとされる特殊機関「研究特区」。ハルは、スケベ研究員の助手を断った嫌がらせで天才だけれど変人の天木の部署に配属されることに。天木が研究する電子薬はかなり怪しげで、突発事故で天木とキメセクしてしまい…!?


◇作品キーワード◇

性描写濃/同意なし

シリアス/甘い/すれ違い

社会人/研究者/助手/30代×20代/ピンク髪ロング/黒髪ショート/ゲイ

 

 

以下ネタバレを含みます
◆◆◆

あらすじに使われてる単語が直球すぎて笑ってしまった。序盤はあらすじにあるとおりの展開のため、その点が苦手な方は注意です。

表紙からイメージされる甘そうな雰囲気に反して、事故から始まってしまった関係だからこその葛藤が描かれたお話です。もともとTwitterのプロモーションで見て気になって購入したのですが、想像していたよりもストーリーの方に引き込まれました。普段はわりと論理的でクールなハルが、天木に対してはふわふわとなってしまうところがかわいらしいです。

研究特区が存在するIF世界の話です。電子薬などまだない科学技術などが登場するため、これもSFに該当するのでしょうか。特区は男性のみの起用なのか、人体実験が普通に行われているか、外部の世界はいったいどうなっているのかなど世界観で気になる点もありますが、その設定だからこそ独特な権力関係、規律などが映えているなと感じました。

サブキャラクターたちがかなり魅力的だったので、この世界の日常回も見たいです。ぜひ、続編やスピンオフ作品などが出ればいいな……。